人材育成コラム
2022.12.13 新人/若手

現在の若手人材の特性と、新入社員研修のあるべき姿とは

時代の移り変わりは、人の能力や価値観などにも大きな変化をもたらします。それは、新入社員も例外ではありません。

今回は、現在の若手人材の多くに共通して見られる特性や、それに合わせた新入社員研修のあり方などについて考えます。

変わりゆく若手人材の能力や特性


近年、若手人材の特性を表すものとして最もよく使われるのが、デジタルネイティブという言葉です。

これは、物心がついたころにはすでにインターネットも普及し、PCや携帯電話、スマホなどのデバイスが身近にあふれていた世代のことを指します。

インターネットサービスや、それらを介したコミュニケーションにも自然と親しんできたこの世代は、新しいツールやサービスに対する親和性が高く、また、それ以前の人たちに比べて発想が柔軟な人材が多いといわれています。

また、近年の若手人材の多くに共通する特性としては、ワークライフ・バランス重視の姿勢も挙げることができます。

仕事と同様、または、仕事以上に個人的な趣味や余暇を大切にする人が増えていることから、会社選びなどにおいても、残業時間や休日の日数などを重視する傾向が強くなっています。

現在の新入社員に合った研修とは?



動画サイトやサブスクリプションなどを利用し、好きなものを好きな時間に見るというライフスタイルが定着している現在、デジタルネイティブ世代においても、1人で動画を見るという余暇の過ごし方が増えています。

このスタイルを学習にも取り入れ、好きなタイミングで動画を視聴して学べるオンデマンド形式の研修を増やしていくことは、学びやすさや学習効率の向上にもつながるでしょう。ここで注意が必要なことは、見てわかるのと、実際に出来るのとは別物であるということです。

理解したことを疑似体験や実践の予行演習を通して行動に移させて、そこから本当の学びに接続させることが大切です。

昨今では、行動体験型のWebトレーニングもありますので、上手く活用するとより効果が高まるでしょう。

一方、デジタルは得意だけどアナログは苦手という傾向もあるデジタルネイティブ世代向けに行う研修内容においては、コミュニケーションに関するトレーニングも重要です。

他者に対して自分の考えや思いを端的に伝えるためのコツなどをはじめ、対面でのコミュニケーションスキルを高めていくことができる指導もしっかりと取り入れましょう。

また、仕事よりもプライベートを優先したいという新入社員には、まず仕事の楽しさを知ってもらう必要があります。自分自身が成長することで誰かに貢献できる仕事のやりがいなどを伝えることは、暮らしや余暇の過ごし方を重要視するだけでなく、仕事への動機づけにつながります。今現在、目標を持って仕事に向き合っている年齢の近い先輩社員たちと交流する機会などを積極的に設けることで、仕事に向き合う前向きな姿勢や熱意を育みましょう。

選択の多様化がもたらす「新たな不安」

現在の若手人材の間には、将来に対する漠然とした不安を抱えている人が増加しているといわれます。これをもたらしているのが選択の多様化です。

今は価値観が多様化している時代といわれますが、個々のもつ価値観が多様であることは昔も今も変わりません。変わったのは、価値観に対応する選択肢が増えたことです。

価値観の合わない会社でも簡単に辞めることができなかった時代と異なり、今は合わなければ次の会社を探すことができます。しかし、選択肢が増えるということは、以前にはなかった悩みも生じるということ。自分が目指すべきキャリアを定めにくいと感じる人が増えているようです。

これを解消するには、キャリアパスや目指すべき姿を出来るだけイメージできるように支援することが大切です。

会社として目指す事業の将来像や、個々に求める経験やスキルについて話したり、前述のように、年齢の近い先輩社員との交流から、1年度、2年後の自分の姿をイメージさせる等の機会を設けると良いでしょう。

まとめ


時代とともに新入社員の特性や能力にもこれまでとは異なるさまざまな変化が生じています。新入社員研修においても、そんな時代性を考慮しながら、今の時代に合った学びを支援していくという視点が重要です。

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