3分コラム
2022.08.23 新人/若手

『リアル×リモート』ハイブリッドワーク環境下でのオンボーディング3つのポイント

今回は、新入社員の受け入れについて、エンゲージメントの向上採用コストの抑制につながる「新入社員のオンボーディング」と題して改めて整理し、リアルとリモートのハイブリッドワークが取り入れられているこれからの時代の就労環境に共通した大切なポイントをお伝えします。

オンボーディングとは

オンボーディングとは、乗り物に乗っている(on-boarding)ことに由来する人事用語で、新たに加わったメンバーをできるだけ早く組織に馴染ませ、活躍できるようにする組織的な支援活動のことです。
新入社員が早期に活躍できるように準備を整え、新しい職場環境に馴染むまでの時間を短縮することで、仕事での成功を後押しするものです。

オンボーディングを実施するメリット

オンボーディングを行うことで、早く組織に馴染むことが出来れば、新入社員のエンゲージメント向上や、早期戦力化につながります。
そのポジティブな影響は、本人の成功だけではなく、組織全体のパフォーマンス向上、ひいては人材の定着による採用コストの抑制にもつながります

ハイブリッドワークにおけるオンボーディングの3つのポイントとは

Point 1 複数の部門を巻き込む

オンボーディングの実施にあたっては新入社員と関連のあるチーム主要リーダーなど複数の部門の人々を巻き込むことが大切です。

人事部門からオンボーディングに関わる社員に対して、なぜその人物が採用されたのかチームや組織全体の中でどのような役割を果たすことが期待されているのか、といった期待役割を伝えましょう。

このような施策によって新入社員に対する理解や受け入れる体制を整えることで、オンボーディングが円滑に進むほか、新入社員にとって自分が会社の一員として受け入れられていることを実感しやすく、帰属意識の向上や期待役割を強く認識することによるパフォーマンス向上につながるでしょう。

Point 2 コミュニケーションの「頻度」を高める

オフィス勤務の方にとっても「コミュニケーション不足」にならないようにマネジメントすることがとても大切です。特に、リモート勤務を取り入れてハイブリットワークをしている会社や部門では、コミュニケーション不足にならないように配慮しましょう。

職場環境に慣れさせるためにも、意図的にコミュニケーションの量を増やし、その時々の新入社員の気持ちや状況の変化をタイムリーに察知する機会を増やすことで、「不安」を取り除くことが大切です。

具体例としては、上司以外の社員から「オンボーディング担当」を指名し、新入社員に小さな疑問が生じた際も、質問しやすい雰囲気を作ることも一つの方法です。

Point 3 他部署関係者との「接点」をつくる

組織に対する帰属意識や愛着を高めるためにも、新入社員が組織との心理的な距離が近い状態を作ることが大切です。

自部署はもちろんのこと、他部署の関係者とも「接点」をつくり、関係を深めるための支援をすると良いでしょう。

具体例としては、定期的に他部署からゲストを招いてオンライン座談会を開いたり、一定期間さまざまなチームの会合に出席する機会を設けることが挙げられます。

オンボーディングを行う具体的な手法とは

これからの時代に求められる新人社員のオンボーディングのポイントを見てきました。
ハイブリッドワーク環境下において自律的な働き方が求められる中では、これらのポイントを参考にしながら、人事部門だけではなく、現場社員を巻き込み、協力を得ながら、コミュニケーション機会の創出や丁寧なフォローを実現する仕組みを作ることが大切です。

まとめ

今回は「リモートワーク環境下における新入社員のオンボーディング3つのポイント」をお伝え
しました。
ポイントは、以下です。

・Point 1 複数の部門を巻き込む
・Point 2 コミュニケーションの「頻度」を高める
・Point 3 社内外の関係者との「接点」をつくる

少しでも皆様のヒントとなれば幸いです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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