3分コラム
2022.08.23 リーダーシップ

リーダーシップ育成効果をさらに高めるヒント‐オーセンティックリーダーシップとは‐

今回は、リーダーシップ理論の中で、近年、取りあげられている「オーセンティックリーダーシップ」についてご紹介します。

皆様は、リーダーシップを発揮する上で、リーダー像について、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
仕事の中で関わってきたリーダーや、著名なリーダーなど様々ではないかと思います。
リーダーシップについては、これまでビジネス環境や時代背景によって様々な研究や教育の取り組みがありました。

オーセンティックリーダーシップとは

オーセンティック(authentic)とは、「本物の」という意味です。
誰かの真似や、背伸びをせずに、「自分らしさ」に基づいて
自分の強みを最大限、効果的に活かしてリーダーシップを発揮するものです。

オーセンティックリーダーシップに必要な5つの特長としては以下が挙げられます。

  • 1.目的   : 自らの目的を理解している
  • 2.価値観  : しっかりとした価値観に基づいて行動している
  • 3.真心   : 真心を込めてリードする
  • 4.人間関係 : しっかりとした人間関係を築く
  • 5.自己統制 : 自己を律する

背景

ビジネスが複雑化し、高度に専門化していく中で、スピードをもった対応も求められています。
1人のリーダーが持つ力だけで組織全体の競争力を高めることは困難になりつつあります。

つまり、リーダー個人の力だけではなく、組織内の個々人が持つ知識や経験を引き出して最大限に活かし、組織・チームの力として結集することが必要です。

そのためには、過去の偉大なリーダーを真似するのではなく、参考にしつつも、自分の個性や強みを活かすと共に、時には自分の弱みもさらけ出し、チーム全体で活かし合い、補完し合うことが大切です。

話題の「シェアード・リーダーシップ」「バルナビリティー(弱みをさらけ出すこと)」も関連しているでしょう。
また、本物の自分であるためには自分の弱みも含めてさらけ出し、メンバー間で互いに認め合い、補完し合える心理的安全性が担保された職場環境であることも大事なポイントです。

能力開発のポイント

しっかりとした自分軸を持ち、人間力を磨くことが求められます。
そのことで、自分を見失うことなく、他人の真似事でもない、その人自身のリーダーシップが発揮できるのです。
組織内での良好なコミュニケーションを生み出し、エンゲージメントを高めることに貢献します。

そのためには、強み・弱みを含めた「自分らしさ」を見つけ出すことが重要です。
この「自己認識力(セルフ・アウェアネス)」を高めるための手法として効果的なのは、「内省(リフレクション)」を行うことが挙げられます。

上手く行ったことや、上手く行かなかったことについて、起こった出来事や、その時の自分の考え方、感じたこと、具体的な行動などを振り返り、気付きを得て、自分自身で見つめ直す手法です。

もっと上手く行く方法はないか、何かできることはあったかを検討し、次回の最適な方法を未来志向で明確にすると同時に、自分の長所を伸ばし、課題に対して真摯に向き合って、成長につなげることができます。

DO-LEARNINGの行動習慣化トレーニングのようにセルフトレーニングでも可能ですが、難しい場合には、1on1や多面評価など、
自分に対してフィードバックをもらえる機会を作り出し、内省を行うなど工夫すると良いでしょう。
最近では、内省を促すことが出来るWebのテクノロジーを使ったサポートツールも出てきていますので、上手く活用することも検討してみてください。

まとめ

今回は「リーダーシップ育成効果をさらに高めるヒント」をお伝えしました。
ポイントは、以下です。

  • ・「オーセンティックリーダーシップ」理論を理解すること
  • ・「自分らしさ」を大切してリーダー行動の効果を高めること
  • ・「自己認識」を促すために「内省(リフレクション)」の機会を設けること

少しでも皆様のヒントとなれば幸いです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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